ベンチプレスで肩をケガした話。復帰まで〇か月かかりました

ベンチプレスで怪我した男の物語

 

これは私がベンチプレスに本腰を入れ始めた頃のお話。

ジムに行けばベンチプレスを触り、ガンガン高重量(といっても当時のMAXは100キロ)を扱い、溢れんばかりのやる気を出していた。

とくに何も考えることなく、ただがむしゃらに。

そして痛み始める肩。

「痛みを我慢してトレーニングしてこそ漢じゃろ!!!」

阿呆なことを言い放ちながらトレーニングを続けること数日が経ったある日、あいつが唐突に現れた。

本格的な痛み。

補助トレとして行っていたダンベルショルダープレスの最中、「これはアカンやつ!!」という痛みが首筋から右肩にかけて襲う。

「くぅ・・・そろそろ我慢の限界か・・・」

さすがにヤバイと思い、しばらく湿布を貼りながら様子を見ることに。

職場で「あれ~?!首どうしたんですか~?」と社員に聞かれても「ちょっとトレーニングしすぎてね」とケラケラしていた。

そのときはまだ状況を甘く見ていた。げろ甘に。

 

 

様子を見始めて1週間後

「あの・・・全然痛みとれないのですが、どうしたらいいですか?」

職場でアルバイトしていた看護学生に尋ねるも「いや病院行け」と爆笑されながら言われてしまう。

病院は嫌いなので、よほどのことがない限りは行かない主義。ちなみに鎮痛剤以外の内服薬も飲みたくないタイプ。(たまに居ますよね、こういう人。)

「もう少し様子を見よう」

症状としては上方回旋時の肩の痛み。分かりやすく言うと「バンザイ」の格好をすると肩が痛むのである。ベンチプレスに上方回旋の動きはないが、20キロのシャフトでベンチプレスをしても痛む。

困ったなぁと言いながらさらに数日間様子を見るも一向に良くならないので、いよいよ重い腰をあげることにした。

 

 

「五十肩ですね」

病院名に「スポーツ」という単語が入っている整形外科の医者が言う。

「私はまだ30代なのですが?」

「えぇまぁそうですが、症状としては五十肩ですね」

「ははぁなるほど?で、どうすればいいですか?」

「専門じゃないので良くわかりませんが、とりあえず二階でリハビリが出来るので今日からリハビリしましょう」

「(良くわかりませんてなんですの)はぁ。ところでベンチプレスはしてもいいですか?」

「ダメです」

と、このような流れでリハビリを受けることになったのだが、これがまぁ痛いのなんの。

髪がちょっとボサボサでトレーニングはしていなさそうな理学療法士の所見としては「肩鎖関節(けんさかんせつ)に炎症があるみたいで、それが痛みの原因ですね。そしてその炎症の原因となっているのは肩甲骨まわりが硬すぎることですかね。あと、ちょっと鎖骨の位置がおかしい。」

とのこと。なんのこっちゃわからなかったが、つまり、本来であれば可動域内の動きなのに、肩甲骨が硬すぎるが故に可動域が狭くなっている。その状況で無理に動かすことで肩の関節同士が接触し、炎症を起こすというのだ。

一言で言えば体が硬すぎる。

「どれくらいで治るものなんですの?」

「早くて半年…2年以上かかることもあるけど個人差があります。」

「にねん???!!!!うそでしょう????!!!!!!!!!うそって言ってください!!!!!!!!!!!!ベンチプレスしてもいいですか?」

「ダメです」

そんな脅しをかけられたので、そこから週2でリハビリに通うことになった。病院嫌いの私が週に二回も病院に通うのは、おちんちんの皮が腫れあがってパニックになったとき以来だと記憶している。

リハビリの内容としては、上半身のズレている部分を物理的に押したり引いたりして正常な位置に戻す作業。

あとは自宅で来る日も来る日も肩甲骨と肩のストレッチ。

 

 

~6か月後~

「治った!!!!!!」と思う。

いやはや、めーちゃくちゃ時間かかりました。

治らなすぎて「このまま五十肩と共存してくの?一生ベンチプレス出来なくなるん?」と思ったのも一回や二回ではない。

症状が出てからおそらく7か月は経過しただろうか。実に長い間ベンチプレスをしていなかったおかげで挙上重量は目に見えて下がっていた。

100キロはおろか90キロが微動だにしないで潰れた。動作の感覚を戻したり、重量への慣れにはさらに時間が必要らしい。

健康的にベンチプレス(というかトレーニング全般)をするためには、体の柔軟性を高めたり、解剖学を知っていることが自分が考えていたより100倍くらい重要!というのはこのとき学んだ。

加えて、トレーニングは長期間しないでいるとビックリするほど筋力は衰える。

高い勉強代だった。

解説

柔軟は非常に大切

解剖学までは知らなくても大丈夫かと思いますが、体が硬いと私のように関節に無理な動きをさせることになり、それがそのままケガに繋がってしまいます。

「体は柔らかいほうがケガをしにくい」というのは聞いたことがありますか?

本当にその通りです。

全身の柔軟はしなくても、せめてトレーニングをしている付近の柔軟はしておいたほうが絶対にいいです。

ベンチプレスなら肩甲骨や肩で、首も痛めることがあるそうです。

一度ケガをしてしまうと何か月もトレーニングが出来なくなります。これは本当に辛いです。

また、柔軟性が上がることでフォームをきっちり組めるようになるので、使用重量が伸びます(それがそのまま効果的な筋肥大に繋がる)。

柔軟は良いことしかありません。今後もケガなくトレーニングをしたいのであれば必須だと言えます。

痛みを感じたら無理をしない

痛みを感じる前は何らかの違和感から始まります。

多くの方は「なんか違和感を感じるけどまぁ大丈夫やろ」と、とくに気にされることはないと思います。

しかしそれを放置しておくとケガに繋がる可能性が高いので、違和感を感じるその種目はしばらくやめたほうがいいかもしれません。

やめると言っても、その部位全部の種目をやめるというのではなく「違和感を感じる種目のみ」やめることです。

例えばショルダープレスで肩に痛みを感じるなら、しばらくサイドレイズに変えてみるといった具合ですね。

そして柔軟をしてみてください。すぐに柔軟性が上がるわけではないので、継続が大事。

改めてこの機会にフォームのチェックもしてみることで、新しい発見があるかもしれませんよ。

さっさと病院へ行く

痛みだしてきたらさっさと病院へ行きましょう。

整骨院でもいいです。

悪化してからでは遅いのです。

あとがき

最近、本をよく読むので「僕も小説みたいに書いてみたい」という謎の欲求にかられて書いてみたものの、すぐに飽きるという状況になってしまいました。

ちなみに好きな作家さんは東野圭吾、雫井秀介、宮部みゆき、ダン・ブラウンとか、読みやすいミステリーが好きです。

半分ふざけた記事となってしまった感は否めないですが、この話は事実であり、私からの警鐘です。

今までケガをしたことがない人にこそ読んでいただきたいと思います。

それではまたお会いしましょう。