

ゴリラって、ほとんど植物しか食べてないのになんであんなに筋肉質なのォ?!
これは動物園に行くたびに誰しもが思うことなのではないでしょうか?
なにもゴリラに限った話ではなく、パンダや象なんかも草食動物なのにあの身体のサイズです。いったい彼らと我々人間にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は筋トレとは関係ありませんが、草食動物であるゴリラの筋肉の謎に迫りたいと思います。
ゴリラの食事量がまずハンパではない
ゴリラは、オスの場合一日に35kgほどの食事をとります。メスはオスよりも少なく、20kg弱ほども食べるみたいです。
メインは野菜で、昆虫類も食べるみたいです。あまり昆虫を食べるイメージは沸きませんが。
そうだとしても肉とか抜きでその量を食べるとは正直すごいな?
野菜100g中に含まれるたんぱく質が1gだとしても、35kgの野菜を食べたら350gものタンパク質が摂取できるという計算になりますね。野菜だけでそれだけの量のたんぱく質を摂取できちゃう動物、それがゴリラゴリラ。すごい&すごい。
特殊な微生物の存在
ゴリラの腸内には野菜の主成分であるセルロースをアミノ酸にする微生物(腸内細菌)がいます。なんなら、呼吸によって取り入れられた空気中の成分からもアミノ酸が生成されるという話です。
それはつまり、筋肉の合成・維持に必要なアミノ酸を体内で合成することができるということ。素敵すぎる。
しかし、その微生物は人間には「ほとんど」存在しないと言われています。「ほとんど」というのは、生活習慣によっては、その微生物が存在する人種も存在すると言われているからです。
たとえばパプアニューギニアの原住民などは、ほとんど炭水化物中心の食事にも関わらず筋肉が発達しているのは、我々現代人よりもゴリラ寄りの生活をしているため、アミノ酸を生成する微生物が腸内に存在するからであると考えられています。
ゴリラの筋肉に人間の筋肉の常識は通用しない
人間は筋トレを辞めると筋肉がどんどん小さくなります。
それに対して、ゴリラは運動をしなくても筋肉はほとんど減らないそう。
それは野生を生き抜くために必要な機能なのだとか。まぁ、野生の場合、いつでも食事にありつけるわけでもなさそうですし、そうなったときに筋肉が減ってしまっては生存競争に勝ち抜けないからでしょう。
結論
ゴリラは呼吸でさえも筋肉の材料とし、その機能(微生物)はほとんどの場合、人間には存在しない。
つまり、ゴリラはそもそも体と筋肉の構造が人間とは異なるということです。
そういうことです。我々は黙ってPROTEINを飲み、筋トレを頑張りましょう。
さぁ!解散だ!!