
皆さんは、筋トレをするにあたってセット数をどのように設定していますか?
- とりあえず各種目3セット
- 1時間半終わったら終了
というようにアバウトに決めていませんか?それだと、非常にもったいないことをしているかもしれません。ちなみに、私はそうでした。
- 最適なセット数がわからない
- とにかく最適なセット数がわからない
という悩みを解決します。
最適なセット数とは
部位によって異なりますが、
おおむね15セット/週
という説が現在では主流です。
例えば月曜日に2種目4セットずつ(計8セット)やって木曜日に2種目4セットずつ(計8セット)やれば16セット/週になる。といった具合です。
以下ではもっと細かく【部位別】での最適セット数を見てみましょう。
と、その前にまずは筋トレにおけるボリュームについてお話しておきます。
ボリュームとは
レップ数×セット数=ボリューム
そのボリュームは【筋肥大に有効なボリューム】等、大きく4つのボリュームに分けることができます。
MV(メンテナンスボリューム)
- 維持ボリューム(メンテナンスカロリーと考え方は同じ)
- 筋肥大しないが、減少もしない
MEV(ミニマムエフェクティブボリューム)
- 筋肥大する最低限のボリューム
MAV(マキシマムアダプティブボリューム)
- 最大筋肥大ボリューム
- 筋肥大に最も効果があるボリューム
MRV(マキシマムリカバリブルボリューム)
- 最大回復可能ボリューム
- これ以上やるとオーバーワークになる危険性が高まるギリギリのボリューム
- ここまでやる必要は一般人にはおそらくない
以上が各ボリュームについての説明です。
筋肥大を目的としている皆さんは、MAVという項目を特に注意しておくと良いでしょう。
以下でDr.Mikeによる部位別トレーニングボリュームガイドを記載しますので、是非参考にしてみてください。
【部位別】セット数・頻度・レップ数
胸
MV:8セット/週
MEV:10セット~/週
MAV:12~20セット/週
MRV:20セット以上/週
1,5~3/週
5~12レップス
背中
MV:8セット/週
MEV:10セット/週
MAV:14~22セット/週
MRV:20~25セット/週
2~4/週
6~22レップス
三角筋中部・後部
MV:0~6セット/週
MEV:6~8セット/週
MAV:16~22セット/週
MRV:26セット/週
2~6/週
8~22レップス
上腕三頭筋
MV:0~4セット/週
MEV:2~6セット/週
MAV:10~14セット/週
MRV:12~18セット/週
2~4/週
8~20レップス
上腕二頭筋
MV:0~6セット/週
MEV:8セット/週
MAV:14~20セット/週
MRV:20~26セット/週
2~6/週
8~15レップス
ハムストリングス
MEV:6セット/週
MAV:10~16セット/週
MRV:20セット/週
2~3/週
臀筋
MV:8セット/週
MEV:10セット~/週
MAV:12~20セット/週
MRV:20セット以上/週
2~3/週
6~12レップス
カーフ
MV:6セット/週
MEV:8セット~/週
MAV:12~16セット/週
MRV:20/週
2~4/週
8~20レップス
スケジュール設定のコツ
ここまで見ていただいた方の大半は「これ全身やるとなるとジムに何日行くことになるの…」とお思いかもしれません。
たしかにMAVを意識して全身を最大限に筋肥大させようとすると、かなりの時間を要してしまいます。
そんなに時間がない方は、主に大きくしたい筋肉や弱点部位をMAV、優先順位は高くないけど筋肥大はしたいという部位をMEV、全然重視していない部位をMVで行うことで、スケジュールを組みやすくしてあげると良いですね。
より効果的な運用方法
部位別のトレーニングボリュームを見ていただければお分かりかと思いますが、トレーニングボリュームごとに幅がありますし、レップ数にも幅があります。
そこで、筋肉に違った刺激を与えるためにレップ数とセット数を各トレーニングボリュームよって増減させてあげると、より高い効果が見込めます。
考え方としてはピリオダイゼーションというトレーニングの方法と似ていますので、ピリオダイゼーションに興味がある方は↓の記事もご覧ください。
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例えば胸のトレーニングをMAVで組むとき、一週目は8レップス14セット、二週目は10レップス12セットというように変化をつけてあげます。
まとめ
- 部位によって異なるが概ね15セット/週が効果的
- 優先順位を決めてあげることでスケジュールが組みやすく
ガムシャラにやればやるだけ筋肉がつくというわけではなく、筋肉の回復力やスピードも考慮したスケジュールを組まないとオーバーワークになる可能性が高くなり逆効果ですので、トレーニングボリュームを意識して取り組むようにしましょう。
今回は以上です。
この記事が日本のどこかで頑張っているトレーニーのお役にたてますように。。。