
減量期の何がイヤかって、「好きなものが食べられない」というのもそうですが、筋トレが「筋肥大のため」でなく「筋量維持のため」という点ですね。そして、どう頑張ってもパワーが落ちてしまうのも我慢できません。いやー、本当に我慢できませんね!!
とはいえ、減量後にはパワーアップできるので、それを楽しみに我慢するしかありません。
ここから本題ですが、減量にはローファットとローカーボ(ケトジェニック)という方法があります。

どっちがいいの?!ねぇ!!どっちがいいの?!
今回は減量初心者の方のこういった疑問にお答えします。
ローファットとは
ローファットはその名の通り「低脂質」。
食事の際に摂取する脂質量をとにかく落とす。
炭水化物量はそこまで減らさなくても良いため、おかずのチョイスが肝要となってきます。とはいえ、筋肉量を減少させないためにも、たんぱく質は体重(kg)×1.5~3(g)は摂取したいところです。
ローファットを実施している皆さんがよく食べているものは「鶏むね肉(皮なし)」「ささみ」あたりですね。私は筋の処理が面倒なので、ささみよりも鶏むね肉を毎日毎日食べています。スライスしてマキシマムやハーブソルトで焼くのが一番いいですね。
もはや食事を楽しむというより、タンパク質を摂っている。そのような感じです。
以上のように、「とにかく脂質量を減らす」というのがローファットという減量方法。
メリット
- 食費が安い(続けやすい)
- 筋肉が落ちにくい
- 筋トレのパフォーマンスも落ちにくい
デメリット
- ラーメン・ピザ・とんかつ・スイーツ等の好みを我慢しなければならない
- 食事内容がバカほどに地味
- 短期間では成果を得られにくい
ローカーボ(ケト)とは
炭水化物を極力とらない。
その代わり、脂質を沢山摂らなければなりません。
「脂質ってカロリー高いしダイエットで脂質たくさん摂るとかヤダよ・・・」と、ビビって脂質量も減らすと、なんの効果も現れません。
ケトジェニックダイエットについては詳しい記事をまた書きますが、注意点がたくさんあります。
一つだけ挙げるとしたら「糖質は1日10g前後に抑える」こと。
ケトジェニックについての記事や動画を見ると、摂取できるとする糖質量に差がありますが、「0に近ければ近いほどいい」という認識でOKです。
おにぎり一つ食べることも許されません。
野菜にも糖質は含まれています。厳密にいえば調味料にも糖質が含まれているので気を付けなければいけません。
エネルギー源を糖質から脂質に変えることこそがケトジェニックダイエットの基本となります。
人間の身体はエネルギー源である糖質が枯渇すると、脂質をエネルギー源とすることができます。その状態をケトーシスと呼んでいます。
肉やチーズなど、大量の脂を摂取していい代わりに、主食であるコメやパン、パスタやイモ類は一切食べることが出来ないと思っていただいて大丈夫です。
ケトジェニックとはそういった減量方法です。
メリット
- 脂質をたくさん摂れるので空腹感がない
- 頭がさえる
- 短期間で効果が出る
デメリット
- とにかく食費がかさむ
- 外食をしにくい(メニュー的に)
- 筋肉が萎んだような感じになる(筋肉中の水分が抜けるため)
- 食物繊維が不足しがちなので便秘になりやすい
- リバウンドをする可能性が高め
基本的にはローファットがおすすめだが・・・?
では結局どちらがいいのか。
どちらも正しいやり方で減量をすれば確実に成果は出ますが、ローファットがオススメです。
と言いますのも、古くから競技として行われているボディービルの選手たちの多くが、ローファットによる減量を採用しているということが挙げられます。
ボディービルダー達は「いかに筋肉を落とさずに減量できるか」ということを目標としており、「ローファットやローカーボのどちらが優れているか?」も自らの身体で比較検討したうえで、ローファット減量をしているはずです。
ただ、現在の減量方法のトレンドは、ローファットとローカーボを交互に取り入れるというもの。
もちろん中にはローカーボのほうが仕上がりが良かったり、筋肉の減少を抑えられている方もいるので、大いに個人差が現れるところでもあります。
あなたはどちらが向いている?
これは両方試してみるのが一番。
メンタル的なもの、体の反応、食事サイクル、金銭面…いろいろな要素が一人ひとり異なります。
「ローファットのほうがやりやすいな」「ローカーボのほうが反応が良いや」というのをそれぞれ実施してみてください。
どちらにしても飽きてしまう人は交互にやってみるのも有効。

万人に有効なものは存在しないので、自分の体の反応だったりやりやすさを考慮して決めたらいいよ!!
まとめ
- ローファット、ローカーボはどちらも減量できる
- それぞれにメリット・デメリットがある
- 効果は個人差がある
- 長い歴史があり情報量も多いローファットがやりやすい
- 交互に実施するのもアリ
減量は基本的には数か月以上かかる長期戦です。
停滞期もあります。山あり谷ありです。

自分が続けやすいダイエット方法を見つけるのが一番の近道で、なおかつストレスを溜めにくいということに繋がるので、頑張って頑張って