
今回はタイトルの通り、「女性に筋肉がつきにくい2つの理由」というお話をしていきます。
結論:筋肉は発達するが、時間を要する可能性が高い
女性は男性に比べて、筋肉の発達(筋肥大)のスピードが緩やかだと言われています。
まったく筋肉が発達しないわけではありません。緩やかですが、筋肉は発達します。
しかし、目に見えて発達したように見えるまでの期間は、男性よりも時間がかかる模様です。
それ故、「女性は筋肉がつきにくい」という意見が多く聞かれるわけですね。
以下にてその理由をお話ししていきます。
女性に筋肉がつきにくい(と言われる)理由
- ホルモン量の違い
- 目的やモチベーションの違い
ホルモン量の違い
筋肉の発達に大きく寄与する男性ホルモンであるテストステロン。女性はこのテストステロンの分泌量が男性よりもかなり少ないです。
男性は女性の15倍くらいほどのテストステロンを分泌しますので、その差はかなりのもだとお分かりいただけるでしょう。
女性ホルモンの中には筋合成に寄与するエストロゲンがありますが、月経によって分泌量が増減しますので、どうしても筋合成のペースは男性と比べて遅れがちになってしまいます。
しかし、テストステロンが少なく、エストロゲンにはムラがあるとはいえ、筋肉自体は発達します。
「女性は筋肉がつきにくい」というのはほかにも原因がありそうです。
意識やモチベーションの違い
これは体の構造の違いとは異なり、意識的な部分での違いです。
男性が筋肥大を目指すとき、「筋肉に最大限の追い込みを!!」と意識していますが、女性はそこまで意識していません。
「これ以上やるとムキムキになってしまう」と頭のどこかで懸念していることが原因で、「これくらいでいいか」と、筋トレにブレーキをかけてしまっているということです。
そもそも多くの女性たちが求めているのは「引き締まったウェスト」「スラっと伸びた足」「形のいい臀部(おしり)」なのです。
前提として目的と意識が男性と女性で異なり、その結果として「筋肥大している女性が少ない」ということが「女性は筋肉がつきにくい」と判断される原因の一つではないでしょうか。
まとめ
- 筋肉は発達するが、条件は少し厳しい
- 目的や意識的な問題も大きい
たしかにホルモンの関係性は否定できませんし、筋トレスタート時点での筋肉量が男女では異なるので、男性のようなムキムキな体を手に入れることは容易ではありません。
「女性は筋肉がつきにくい」というのは、半分は正解で半分は誤りであると私は思います。
私が最後に何を言いたいかというと、
「筋トレしちゃうとムキムキになっちゃう・・・」と言っているあなた(女性)。それは「ちょっと勉強しただけで東大に合格しちゃう・・・」と言っているようなものです。
そう易々とムキムキになどなりませんので、安心してトレーニングに励んでください。
「引き締まったウェスト」「スラっと伸びた足」「形のいい臀部(おしり)」を目指す女性向けの筋トレ記事は今後書いていきます。